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2014年6月 1日 (日)

二百七十五話 日清のブラマネ

 中小企業もブランド力の強化をはかることはさまざまな良い効果をもたらします。
 カップヌードルの日清食品には、ブランドマネージャ制というものがあります。二代目で現社長の安藤宏基さんが書いた「カップヌードルをぶっつぶせ!」(中公文庫)という本には、9人のブランドマネージャがいると書かれています。すなわち、カップヌードル、チキンラーメン、どん兵衛、ら王、UFO等々の9つあるブランドに責任を持つ9人のマネジャーがいるわけです。ブランドマネージャ制は、もともとP&Gなどが始めたらしいのですが、日清の特徴Photo_2は、営業や生産、開発部門などから完全に独立していて、自ブランドを活かすためなら、日清の他のブランドのシェアを奪っても構わないという凄まじいものです。そのような制度をつくったのは、コンビニのPOSシステム下での激しい棚採り競争に生き残るためだったと、この本の中で安藤社長は書いています。
 ブランドマネージャの役割は単純明快です。強いブランドをさらに強くすること、元気のないブランドを立て直すこと、新たなブランドを開発することの三つです。そのためには何をしても良いというわけです。
 日清ブランドマネージャのこの単純明快な役割の発想は、中小企業にも参考になります。たとえば、自社の特定分野での責任者をつくり、役割を簡潔に二つ定めます。一つは、その分野の売上げを伸ばすこと。もう一つは、その分野の知識では社内で一番、業界で一番となること。この二つの役割を果たすために、あらゆる手立てを講じて構わない、などとします。
 このような単純明快な役割は、責任感、自律心を高め、発奮させます。検討の価値ありといえます。

東京では不思議な商売が成り立ち、変わった店が沢山あります。先日、出張のついでに立ち寄ったのは、新聞で紹介されていた「ラ・セントレ」という銀座にある食パンのカフェです。11時過ぎに行ったのに、カPhoto_3フェは並んPhoto_4でいます。食パンの販売もしていて、そちらはもっと並んでいました。お客はほとんど女性です。やはり、これからは女性を取り込まないとなりません。メイン・メニューの写真(右)のような食パン二切れに3種のバターとジャムのアラカルトのセットを頼むと、トースターを選びに行かされます。入り口近くに並べてあるポップアップ型のトースターを自分で選んでテーブルに持って行き、自分で食パンを焼きます。まあPhoto_5、びっくりしますし、女性ばかりの中でスーツ姿のおっさんがトースターを抱えて運ぶ姿はあまり恰好良いものではありません。さすがに、パンは絶品ですが、このセットで値段は1500円。さすが、東京銀座ですね。

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