« 二百八十一話 秋の賃上げ | トップページ | 二百八十三話 世界共通の人事評価 »

2014年9月29日 (月)

二百八十二話 すかいらーくの賃金制度

 外食産業は人手不足で、パート・アルバイトの囲い込みでたいへんです。外食大手のすかいらーくはパート・アルバイトの賃金体系を見直し、評価ポイントによって時給を昇給する制度へ移行します。これまでは、職務給型の7段階のポストで階層化された体系でした。そのポストに就けば上がるしくみですが、明確な反面、先輩等が退職してポストが空かないかぎり、そのポストに上がれず、したがって実際にはなかなか昇給のチャンスがないというものでした。
 新制度では、ポストを3つに減らし、具体的な行動評価などでポイントを獲得して、同ポストにあっても、ポインントの累積によって、時給を上げられるようになります。評価される行動とは、するべき行動に自分で気が付き、対応したなどで、それを店長が評価し、ポイントが付与されることになっています。ポストと違って、自助努力で時給を上げられるため、モチベーションアップにつながるという判断です。
 当然、これまでより人件費はアップしますが、やる気のアップと人材の確保の点で、なかなかうまい制度のように思われます。鍵は店長がする評価が的確かどうかになります。あの人はポイントが付いたのに同じことをして私には付与されないというような不公平がないようにしないと、上手く行かないでしょう。逆効果になりかねません。これまで以上に、店長の差、つまりマネジメント力で店舗の人材を確保できるかどうかが決まりそうです。

| |

« 二百八十一話 秋の賃上げ | トップページ | 二百八十三話 世界共通の人事評価 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 二百八十二話 すかいらーくの賃金制度:

« 二百八十一話 秋の賃上げ | トップページ | 二百八十三話 世界共通の人事評価 »