三百六話 クイーンエリザベス
18日に神戸港に急遽、英国のクイーンエリザベス号が入港しました。南太平洋で発生した大型サイクロンを回避するための遅れを取り戻すために、横浜港の寄港を変更し、神戸港にしたとのことです。横浜港への寄港は橋をくぐり抜けるために、干潮時に合わせねばならず、タイミングが合わなかったことから神戸になったみたいです。
神戸は大型船がきわまで入れる港がある数少ない大都会です。今年は40隻近く、大型クルーズが来港するみたいですが、神戸市もその実力のほどをもう少しアピールしなければなりません。かつては神戸株式会社と揶揄されたりしましたが、近年どうも自信喪失気味に見えます。久々に訪れた外国人観光客増加の波に乗
らない手はないでしょう。なんとか頑張ってほしいものです。
クイーンエリザベス号は、大きいだけでなく気品漂うその容姿は見ておく価値はあります。19日夜の出港を見に行きましたが、大勢の見物客で波止はいっぱいでした。目の前で悠然と方向を変え、次の寄港地の釜山に向かいました。
ところで、夜空に青や赤色で点滅する物体が三つほど船の周りを飛び交っていました(写真右)。正体は無線で飛ぶ4枚羽のヘリ、ドローンです。2年ほど前に来港した大型クルーズ、ボイジャーオブザシーズの時にはそんなものは見られませんでしたから、進歩は早いものです。わたしの近くで飛ばしていた人は、新聞社やTV関係ではなく、ただのラジコンマニアのようでした。Ipadに写った写真を見せてもらいましたが、驚くほどきれいに撮れています。凄いことです。
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