二百十三話 今年の新入社員アンケート
今年入社の大卒新入社員は、現役なら東日本大震災直後に大学に入学していて、高校卒業式がまさにその日だったり、大学開講日がGW後になったりといった体験を経ています。また大学卒業の直前にパリでテロ事件が起きたため、卒業旅行の行き先を変更したといった例も多いらしいとのことです(日本生産性本部)。こうした世代であるためか、毎年各統計機関が行う新入社員アンケート調査の今年の分はやはり特徴が見られます。
最近のなかでは最も安定志向が強く、人事制度でいえば、成果主義より年功を好み、終身雇用をのぞむ割合が近年では最も高くなっています。冒険を避け、会社の仕事とプライベートの時間を分けて考えます。よって、「残業はしたくない」比率も同様にこの10年を見ても一番高いという結果です。もちろん、売り手市場というベースがあるからでしょうが。
日本生産性本部はこのような今年の新入社員のタイプを「消せるボールペン型」と名付けました。「見かけは普通のボールペンだが、隠れた資質があり、上手く使えば存分に能力を発揮する。但し、ちょっと加熱しすぎると、消えてしまう。」と、いうわけです。確かに言い得ているようです。ちなみに、昨年は「自動ブレーキ型」でした。これも、その通りですね。
仕事の関係で調べるのですが、最近はいろいろなカフェができています。○○カフェの○○に何でも入るような気がします。東京には「糸紡ぎカフェ」や「ミシンカフェ」なんていうのもあります。
傾向はオタクと癒しです。この前、娘と行った神戸元町の「フクロウ・カフェ」も癒し系でしょう。10種類ほどのフクロウが止まり木に居て、相手をしてくれます。フクロウは高価ですし、肉食ですから、とても採算がとれるとは思えませんが、休日は予約がとれないとか。次の○○は、なんでしょうか。
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