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2015年6月 8日 (月)

二百十七話 今年の大卒採用活動

 中小企業の新規採用は、新卒を採用するところと、中途採用中心とに別れます。
 今年、大学新卒採用をする会社はどこもたいへんです。選考開始が昨年は4月だったのが、今年は8月にずれ込むからです。もちろんこれは、政府の意向を受けた経団連の指針ですので、中小の遵守は関係ないのですが、新卒採用活動全体の枠組みは実際には大手企業次第となります。大手が8月以降に内定を出すということは、中小がいくら早期に採用活動をはじめ、内定を出しても、学生は大手の結果次第ですので、確定は結局、ギリギリになるというわけです。かといって、大手の動向を見てゆっくり8月以降などと考えていると、先に動いた会社が多ければ、中小が採れた人材をみすみす逃しかねないとなります。
 関与先でも、早期派とゆっくり派に別れているようですが、いずれにせよ初めてのこととあって、まったく予測がつかない状態です。リクナビやマイナビなど、採用仲介会社を使っているところは費用もそれなりですから、この読みを間違うとダメージも大きく、担当者は気が気ではありません。でも、いくら入念に戦術を立て、ベストの計画で準備しても、サッカーのワールドカップと同じで、始まってしまえば、臨機応変に対応、やり繰りし、力を出し切るしかないのでしょう。やはり最後は人対人ですから。
 

東京出張のついでに、清澄白河のブルーボトルコーヒーへ。ブルーボトルは一人ひとりに入れるドリップ式コーヒPhotoーを米国で流行らせたカリフォルニア発祥のカフェ。米国では紅茶みたいに圧縮式の粗っぽい入れ方のコーヒーが普通だというので異色になります。でも、旨いものは何処でも旨く、丁寧にPhoto_4Photo_3れるドリップ式が広まっているとのこと。創業者がサックス奏者を辞めて始めたという、Photo_2こちらも異色ですが、日本の喫茶店が好きで影響を受けたのがきっかけみたいです。したがって、日本上陸は逆輸入ともいえます。
2月にオープンした清澄白河店は駅から随分遠くて、辺鄙なところにもかかわらず、未だにお客が列をなしています。しかも、一人ずつ入れるため、オーダーしてから20分待たされました。でも、さすがに美味しい。
工場をのあとを少し手を加えてそのまま使っているみたいだし、場所は辺鄙だし、宣伝はしないし、儲かるしくみも万全なよう。それにしても、カフェが元気ですね。

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