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2015年9月13日 (日)

二百三十一話 恐れるな!ドキドキして行け

 昨年放映されたNHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」という番組で、カツオの一本釣りの若い二代目船長(漁労長)の話がありました。その船長の船はカツオの年間漁獲高でここ10年で4回の1位をとり、近年では常に上位を確保しています。けれども、その船長は、テキパキ指示・采配をするわけではありません。むしろ、口数が少なく、人を使うのは苦手に見えます。まったく、船長らしくない船長なのですが、乗組員からの信頼は厚く、誰も文句は言いませんし、船を降りることもありません。それどころか、その船に乗りたい漁師が大勢います。それは、その船に乗れば、この船長についていけば、カツオ漁は間違いないからに他なりません。また、常勝のチームなのですが、他の船と漁場を争うわけではありません。どうも、そういうのは苦手なようです。それで、常識とは違う、他の船が手を出さないような独自の漁場を捜しだし、カツオを独占する手法を取ります。したがって、そのために、最新の高価な機器を積み、使いこなしますし、乗組員が寝ている間もその機器を駆使して漁場の分析にあたります。よって、乗組員に「なんだかんだ言っても最後はカツオを確保しよる」と言わしめます。
 この船長を見ていると、リーダーシップは必要ですが、リーダーシップだけがすべてではないということがわかります。チームが成すべきことをするためには、いろいろな方法があるということです。リーダーシップはその一つに過ぎません。リTーダーはまず「やり繰りする力」を身につけるべきです。そのことを自著「人を使うのが上手な人のリーダーのワザ」で書きました。本に載せた7つの技法と77のtipsは、チームで仕事を成すために「やり繰りする」リーダーのための道具なのです。

 この二代目船長もはじめは長い間、カツオがまったく獲れませんでした。親父は名船長なのに、息子はだめだと揶揄され、船員も離れて行きます。自分でも俺は船長に向いていないのではと思い始めます。追い詰められますが、でも最後は開き直って自分のやり方を進め、光明を見出します。そのときに大事にしていた言葉があります。それが、本の最後の頁にも引用した「恐れるな!、ドキドキして行け」(番組では「怖がるな・・・)です。「自分は人を使う役目は向いていない」と思っている人もリーダーを任されたら、まずは「ダメでもともと」というつもりで思いっきりやって欲しいというのがわたしの思いです。本当に向いているかどうかは、案外わからなものなのです。

18日のスカイビルで行う弊グループの講演会・親睦会で、手芸パーツのイナズマ・ブランド植村㈱さんが自社の紹Img_1329介を行います。その植村(株)さんが11日、12日にマイドーム大阪で開催の手づくりフェアに出展されていました。売れ筋のがまぐち部品などの他に、格安の在庫セールもされていて、主婦などのお客さんが殺到です。大阪の光景ですね、素人にはとても、近づける状況ではありませんでした。この集客を見ると、年々縮んでいるといわれる手芸業界ですが、捨てたものではありません。どこの業界も同じで、やはり、ニーズの掘り起こし方のように思われます。

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