二百三十四話 俯瞰する
仕事を離れて見る、俯瞰する、広く捉える、客観的に見ることは、ビジネスパーソンにとって非常に大事なスキルの一つです。とくに現場をまとめる立場にある人や管理職以上にとっては必須といえるでしょう。しかし、それができる人にとっては当然のことに過ぎないのですが、できない人にとってはとてもハードルの高いスキルと言え、何のことかもわからないのです。
わかりさえすればグンと力量がアップするので、なんとか身につけてもらおうと思うのですが、教えるのはなかなか難しいものです。方法としては、できない人は仕事を手順でしか捉えていないので、仕事の計画を立てさせたり、しかも終わりから立てる訓練をしたり、仕事のフロー図を描かせたりするのが有効になります。でも、もっと言葉と密着してイメージで理解できるような方法はないかと思い、映画のワンシーンのような映像を頭の中に描いてもらう方法を思いつきました。その方法(例:左図)を新刊「人を使うのが上手な人のリーダーのワザ」でも載せていますが、結構、「なるほど」と思っていただいているようで、指導の中でタイミングよく使えば効果的かと思います。
お蔭様で新刊「人を使うのが上手な人のリーダーのワザ」(明日香出版社)が、またまた増刷となりました。出版社の話では、「コツコツ継続して売れているようだ」とのことです。梅田の紀伊国屋さんにもリーダーシップ関連の棚にいまだに平置きされていますので、本当にそうなのかも知れません。それにしても、リーダー関連の本はずいぶんと多いのですが、他の本とちょっと切り口が違うところが良いのでしょうか。
関与先様の親睦会の写真があがってきました。今年は若い方の参加も多くて、順調に世代交代も進んでいるように思われます。初めてのスカイビル36階からの風景に驚いてられる方も多かったですね。写真左より㈱クローバコーポレーション会長永井正一様からご挨拶、山理産業㈱会長則武正平様より中締めのご挨拶、積水ハウス梅田コーポレーション㈱取締役増田和彦様より開会のご挨拶。
友人の現代美術家大塚新太郎君のグループ展の案内です。今年はシンガポールのモニュメントなど活躍しています。わたしも近々東京に仕事があり、ちょっと覘いてこようかと。愉しみです。
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