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2015年11月 8日 (日)

二百三十九話 コト消費コト営業

 ときどき早朝にJR大阪駅ルクアにある蔦屋書店で仕事をします。朝7時から開いていて、スタバもあり、はかどります。そんな早くから、わたし以外にも利用者が結構いて、打ち合わせや会議にも使っていたりします。ここは書店というより、本も読め、カフェもついているPhoto_4居心地の良い貸しスペースのようなところといえます。本やコーヒーを売るというより、空間を売っているイメージです。空間を売るといえば、もともとスタバのコンセプトですが、書店と組み合わせることで新たな空間を提案したといえるでしょう。やはり、目をつけた蔦屋はただものではありません。
 経済が成熟して、モノが溢れ、しかもいつでも手に入ります。モノをつくり、売る方は別に無くても困らないものを今、買って貰いたいわけですから、差別化しないとなりません。でもモノ自身に大差がないとすれば、なにか付加価値をつけないとならないのです。その一つが、「モノからコトへ」というわけです。コトというのは、時間、空間、体験、ストーリーなどのことです。クボタが農業体験でトラクターの販促をしたり、イオンがミカンや梨狩りで果物の販売に結びつけたりと、コト営業は広まりつつあります。モノはいつでも手に入れることができても、イベントはその場限りです。お客はそこの惹かれます。このことは、BtoCのみならず、BtoBにもいえるはずです。どこで仕入れても同じなら、「『あなたから買いたい』と言わせるには」と考えるわけです。「今だけ、此処だけ、あなただけ」が鍵となります。

蔦屋書店の書棚の分類は独得で、一般の書店に慣れているとわかりづらいのですが、ビジネス書のリーダー関連はPhoto4面の棚でコーナーがつくられていて充実しています。嬉しいことに、わたしの新刊も現在、平置されています。有り難いですね。

仕事のついでに、渋谷にオープンした「ボッシュカフェ」へ。ボッシュとは、あの自動車部品のドイツのメーカーです。それがなぜ、「日本でカフェを?」ですが、世界的なメーカーなのに日Photo_3本では知名度がいまPhoto一つとのことPhoto_2からみたいです。これもコト営業の一つといえます。昼に昼食兼ねて行ったのですが、新聞にも出ていたので混んでいると思ったら、意外に空いていました。ドイツ風のサンドイッチもボッシュのアピールの仕方も、どうも中途半端で今一です。ドイツの大企業、このところちょっと評判芳しくないですね。
 

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