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2015年11月 1日 (日)

二百三十八話 米国の賃上げ気運

 全米自動車労組と旧クライスラーが合意し、10年ぶりとなる賃上げが決定しました。これにより、より利益水準の高いフォード、GMも追随するとみられます。また、影響力の大きい自動車業界の決定により、幅広い業種で賃上げが広まると予想されます。
 07年の米国大手3社の経営危機時に旧クライスラー工場労働者の賃金(時給制)は、それ以降入社の若手工員は19.28ドルが天井となりました。それ以前の熟練工は平均約29ドルですので格差は10ドル近くと大きく、根強い不満となっていました。今回の決定で、熟練工は今年3%、来年3%昇給し、時給は30ドル強なります。一方、若手の時給は25.35ドルまで昇給、賃上率31%と大幅なアップとなり、格差はかなり縮まります。
 このような合意に至ったのは、米国自動車メーカーが業績好調で完全復活した証ですが、シェール革命によるガソリン安が大きいと思われます。当然に北米生産する日本の自動車メーカーも好調ですが、日本のメーカーは全米自動車労組に加入していませんので、今回の決定は直接には影響しません。但し、日本メーカーが多い南部も時給は15ドルくらい(ちなみに国内のトヨタの期間工で時給1200円くらい)といわれていますので、より大きくなる格差に対して是正せざる得ないでしょう。また、全米自動車労組への加入圧力に抵抗する意味でも動くことになりそうです。それでも、日本メーカーにとってはコスト競争力でより優位にあるといえます。日本の自動車業界にとっては北米がまだもう少しの間はドル箱となりそうです。
 
前回紹介した、大阪マラソンに11名も参加された㈱アシストさんが、全員無事に完走されました。おめでとうございます。快挙ですね。コースを見ると、最後にゴールの南港に入る前に最大の難所のあの港大橋があります。クルマでもしんどい坂ですが、よく越えたものです。心配していた今年入社の2名もよく頑張りました。この勢いで業績も目標達成は確実でしょう。
 

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