二百六十三話 五月病の季節
新入社員も職場に少し慣れて、緊張が若干ほぐれてくるのが5月です。そこへゴールデンウィークが重なり、張りつめていた気持ちの糸が切れ、仕事への期待と現実とのギャップに、やたら空しさを感じはじめたりします。新しい環境に上手く適応できていない自分を過度に見つめがちになるわけです。いわゆる五月病ですが、ゴールデンウィーク明けと梅雨がはじまる6月が要注意です。
対応策の一つは、やはりコミュニケーションです。五月病に陥りやすい人は内(うち)にこもりがちな人です。放っておくと、深みにどんどんはまって行きかねません。自分ではどうしようもない場合が多いのです。
したがって、こちらから積極的に声を掛けることが肝要といえます。4月の花見も結構なのですが、できればゴールデン明けとか、6月にイベントを持つのも一つです。過保護にする必要はありませんが、苦労して採った新卒、防げることはすべきです。今から、備えておいてはどうでしょう。
コミュニケーションで大事な点は、本人が喋べることなのですが、実際にはこれが結構難しいのです。五月病に陥りやすいという人は喋らない人が多いからです。機会をつくっても、こっちが一方的に喋ってしまうことになりかねません。基本は、「人を使うのが上手な人のリーダーのワザ」にも書きましたが、本人を主役にすることです。これができる先輩等に面談などをさせるのが良いでしょう。
スタッフの女性からすなば珈琲のドリップパックを貰いました。すなばが大阪にもできたそうです。「鳥取にスタバはないがすなばはある」と砂丘に引っ掛けて言ったのは平井知事ですが、それに便乗した?すなば珈琲の勢いが良いみたいです。残っていた最後の県、鳥取にスタバが出来てからも、
すなば珈琲は客足が途絶えていなかったようですが、東京進出したと思ったら、今度は大阪に。知事とスタバのW便乗のすなば珈琲ですが、洒落からホンモノになりつつあるのでしょうか。それにしても、「モノからコト」への今どき消費を絵に描いたような話ですね。
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