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2016年12月11日 (日)

二百九十三話 中小企業の賞与動向

 大手の賞与は日経によると経団連調査加重平均で92万7892円と前年比0.84%(7707円)増の僅かですが4年連続の増加です。中小企業は大阪シティ信用金庫の調査で次のように出ています。但し、大阪府下約1000社、20人未満の中小がおよそ8割を占めるデータとして見る必要があります。
 一人当たり支給額は277,086円で1,061円、0.38%の増加でこちらも4年連続増です。これは、支給があった会社の集計ですので、支給割合を見ておく必要があり、むしろこちらが景気の指標となります。「支給する」会社は61.5%、昨年比3.9ポイント増でこれも増加ですから、正味良くなったといえそうです。但し、「支給する」割合はリーマン前からするとまだ10ポイントも下がったままですから、中小企業はアベノミクスの恩恵をまだそれほ受けていないのです。
 業種別では、「支給する」割合が大きく伸びたのは小売業で11.0ポイントの増加です。但し、比率は業種中最低の45.8%となっています。
 また、今回の調査では興味あるアンケートをしています。支給は「収益に照らしてどうか」というもので、全体の約2割の会社が「無理をしている」と回答しています。業種別では、小売業と製造業がともに22.2%で最も高くなっています。時系列の調査がないので2割が例年より多いのか少ないのか、はっきりとはわかりませんが、感覚的には、やはり人不足による人材確保が影響しているような気がします。

Photo5日ついに日本でも出たアマゾンダッシュボタン。冷蔵庫などに貼り付けておき、ボタンを押すだけで設定しておいた商品が勝手に届くという極小型端末。まさにドラえもんに出てきそうな代物。すでに40種類が提供されている。ボタンはアマゾンで500円で購入し(プライム会員のみ)、その500円は最初の商品購入時に差し引かれるとのこと。配送料も無料。日常的に使う商品は確かに便利そう。とくに高齢者には重宝しそうだが、便利過ぎてなんだか恐ろしい。ボタンを押したのを忘れて何重にも買ってしまいそうだ。先行する米国では過去1年でボタンによる購入が5倍に増えた(日経)とか。小売店にとっては間違いなく脅威になるといえる。

 

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