三百三十二話 ラズパイ
ラズパイとは英国のラズベリーパイ財団が開発した名刺サイズの小さなコンピューターです。小さいといっても、機能は普通のパソコンと同じで、各種インターフェースをそろえているので、ネットを通じてスマフォで制御できたり、サーバーとしても使えます。最大の特徴は値段の安さです。最少機能のもので600円程度から、最高機種でも5000円程度なのです。
これまで、素材や部品の値段が一気に下がったときに、新たに革新的なツールが登場し、その普及によってまた値段が下がるということが起きています。パソコンがそうでしたし、IPhoneの登場がそうでした。ラズパイが日本で販売されたのは昨年ですから、これから様々なことが起こりそうです。すでに似たような機種も他社から色々出ています。
では、ラズパイでいったい何をするのかということですが、たとえば工場の機械の稼働状況をスマフォに逐一送るというようなことが安価にできてしまうということです。もう、自社工場をIoT化するのに、専門の業者に何千万、何億円とか払ってする時代ではなくなったのかもしれません。
※写真上段:作り方や使い方の書籍が多数出ています。下段:これはラズパイではありませんが、似たような機能を持った書き込み型のユニット。
写真は15日(金)に梅田スカイビル行った弊グループの親睦会の一部です。左上から倉敷電子工業㈱様の会社紹介。土倉社長による顔認証よる新しいビジネスの紹介と野村証券を定年退職されて来られた二代目社長の米国の大学でドラッカーの授業を受講していたなどユニークな経歴が面白かったですね。次は㈱松本製作所様と鳥取大ベンチャーの㈱ハイパーブレイン様のコラボによる、認知症予防のアロマパッチ開発の紹介。松本社長のお話がとてもわかりやすかったです。サンプルのお土産も頂戴しました。そのあとのメイン講演(写真右)は、国立刀根山病院院長佐古田先生による病気のメカニズムの話。最新の研究で、目から鱗の知らないことばかりでした。結論の健康長寿の秘訣は深い睡眠と食事とのことで、生野菜よりも日本料理の野菜の煮物が良いようですよ。
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