三百五十話 賃上げ減税
改定された所得拡大促進税制いわゆる賃上げ減税は、人手不足等から給与・賞与も増え、しかも利益の出ている中小企業への税の減額効果は大きいと思われます。しかも、助成金のように計画の届け出などもありません。減税分等を昇給や初任給アップにする企業が増えれば、政府の思惑通りになるでしょう。
改定の減税額は給与等支給額の前年比増加額の22%を法人税からマイナスできるというものです。上限は法人税の20%までですが、この3月末スタートの年度まで使えます。条件は大きく3つです。一つは、給与総額が平成24年度と較べて、例えば29年度が3%以上増加していることです。給与・賞与の増加や社員の増加が該当します。二つ目は、給与総額が1円でも前年を上回っていることです。三つ目は、一人当たりの平均給与が前年を上回っていることです。この対象者は例えば今年度と前年度で同じ人でないとなりません。前年度の退職者や今年度の新入社員等は含まれません。
これら該当要件に賞与も含まれているのは中小企業にとっては有難いところですが、初任給のアップの影響が急速に拡がりつつあるのは懸念されるところです。期末賞与などで要件を充たしたいところですが、初任給アップで昇給を考えざるを得なくなっています。
初任給アップの拡がりについては後日に取りあげたいと思います。
昔は道で焚火をふつうによくしていました。関西では焚火を「とんと」と言い、子供の頃は「とんとん」と言ってたように思います。最近では環境の問題やら安全やらで、やたらとできなくなりました。でも、近所でも正月のお飾りを焚き上げる1月
15日だけは大丈夫なようで、あの煙の臭いを嗅ぐと懐かしくなります。14日が日曜日でしたので、お飾りや古い御札を八咫烏とは羽生結弦選手で有名
な弓弦神社に持って行ったのですが、15日当日しか駄目なようでそのまま持ち帰ることに。境内では大勢氏子が集まって餅つきの準備をしていました。それはそれで風情があり、懐かしかったですね。
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