三百五十六話 スペシャリストコース
紳士服のはるやまが、4月より販売員としても上位クラスへ上がっていけ、キャリアを積めるスペシャリストコースを新設します。これまでは、店長などのマネジメント職に就かないと、上位へ行けず、賃金も頭打ちだったのを改め、スペシャリストとして接客業を続けることができ、賃金もマネジメント職と同等になる道をつくったわけです。6年の店舗での接客等の経験の後、コース選択となるようですが、これは「人を動かしたり、店舗の業績に責任を持ったりというのはしたいわけではなく、引き続き接客業を続けたい」という社員ニーズに応えたもので、接客が優秀な人材の離職率の低下が狙いのようです。
このような人材の定着、確保につながる、外からは見えにくい内部制度の改変は流れは、このところのわたしどもへの相談の傾向を見ても、かなり拡まっていると思われます。ただ、会社としては「マネジメントコースを選ぶ人がいなくなるのでは」という心配があるでしょう。両コースの差をどうつけるかが重要な課題になってきています。
「菜の花や月は東に日は西に」は蕪村が、現在の暦で4月頃に詠んだ句とされています。昨日夕方6時前ごろに撮った、このグランフロントの写真もまだ明るい東の空に真ん丸ではありませんが、月が掛かっています。1月31日の月食の日にもこの位置にありましたが、時刻は夜の9時前でした。間もなく3月、春は確実に近づいています。
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