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2018年2月 8日 (木)

三百五十三話 2025年問題

 確実に予測できる問題の一つが人口に関わることです。
 7年後の2025年には団塊の世代がそっくり、75歳以上の後期高齢者となります。3人に一人が65歳以上という超高齢化社会への突入です。
 ところが、今年は労働力数が過去最高だった97年の6557万人をオーバーするといわれています。それは、女性と高齢者の就業が著しく増加しているからで、生産年齢人口に対する就業率は85%とこの5年で著しい伸びとなりました。安倍政権の成果の一つでしょうが、就業率もそろそろ限界です。20年くらいをピークに就業者も減り、消費も細り、経済が急速に縮むと予想する統計機関が多いようです。景気がもてば、人が足らずですから、どう考えても一人当たりの利益など生産性を高めないと、需要のある企業も生き残れないでしょう。これから中小企業は自社の儲かる規模を早急に検証することが必要になりそうです。

出張で東京へ行くと、「富士そば」という立ち食いそばのチェーン店にやたらと見かけます。外からのぞくと、外人客でよく賑わっています。なぜ「富士そば」に外人客が多いかといえば、「富士」という名前ということだそうです。もちろん、カレーやカツ丼がそれなりに外人客にもいける品で旨いゆえに口コミで広まったのでしょうが、ネーミングは大事ですね。でも50年ほど前の1号店を出したときには想像だにしていなかったことでしょう。

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