三百五十七話 神戸港の貿易額
昨年は神戸港の開港150周年で大型客船が多数入港したり、イベントが続きましたが、数日前に昨年1年間の貿易額をNHKのニュースでとりあげていました。それによると、輸出入ともに前年比10%以上の伸びで、平成に入ってからでは3番めの高い水準となりました。
具体的な品目では、米国向けのリチウムイオン・バッテリーが挙がっていましたが、通関業の会社に聞くと、パナソニックからの輸出でテスラ向けだろうとのことでした。パナソニックは車載電池では16.5%とシェアNo.1で、トヨタとも提携を発表しましたから心強いかぎりです。ただ、肝心のテスラが量産型車種で手こずっており、バッテリーは一般電力の蓄電池向けに流用されているとかの噂もあり、いつまで続くかは心配なところです。
この神戸港の貿易額は神戸税関の数字です。あまり知られていないのですが、神戸税関の管轄区域は非常に広く、兵庫県と山口県を除く中国地方全域および四国全域です。その地域の輸出入は神戸税関を通さないとならないのです。昨年は神戸税関と大阪税関の貿易額はほぼ同じで、神戸の管轄区域が頑張ったいえます。このまま神戸、大阪が伸びて、東京五輪のあとは関西勢が盛り上げてほしいものです。
東京から家内の友人が来たので、この休みは天候も良く、鳴門の渦潮へ。50年ぶりくらいかもしれません。写真は渦を前に対面で大きくターンを切る、客
を満載した淡路島からの帆船風観光船。タイミングよく大潮の満潮時でもあって、大きく傾いた船はまるでパイレーツ・オブ・カリビアンの光景。イイ写真が撮れました。
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