三百六十九話 就職率
今春の卒業生の就職率は人不足の状況下で高い数字になっています。文科省の調査で大卒が98.0%と過去最高ですし、高卒は99.3%にもなります。ただ、大卒と高卒は少し事情が違い、高卒は進学率も高く、例えば東京都などは就職率99.7%ですが就職希望者は6%にすぎず、まさしく金の卵状態なのです。
必然的に大卒、高卒とも中小企業にとっての新卒採用は非常に厳しく、「選べる状況にない」と言わざるを得ないでしょう。にもかかわらず、関与先を見わたしますと、各社でそれなりに採用できていたりします。その理由を採用できている会社から推測すると、一つには、採用者数が数名と少ないこと。二つには、採用にかなり工夫、努力をしていること。三つには、人事制度に力を入れ、同規模や同業種と差別化がはかれていることなどが考えられます。
はなから、採れないと諦めてはいけません。また、「誰でも良い」としてはいけません。それなりの人材の採りようはあるといえます。
神戸の湊川隧道は日本初の河川トンネルです。水害と港の付け替えの必要性から明治になされた大規模工事です。近くにいて長い間知りませんでしたが、ブラタモリで取りあげられ「へえ~」ということで一度行っておこうと、先日家内と探索に。現在は旧湊川隧道は
使われておらず、保存会によって一般公開され、コンサートも開かれています。昭和に入って、その横に作られたより巨大な新湊川隧道は平成に改築もされ、現役です。
深いトンネルの中でのコンサートは音響効果抜群ですし、夏は涼しく趣がありそうですよ。
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