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2018年5月24日 (木)

三百六十八話 副業の資料から

 国は副業ができる労働環境を奨励していて、厚労省のモデル就業規則もこれまでは「副業禁止」だったのが、一転して副業を認める内容に変わりました。とはいうものの、関与先の会社を見わたしましても、副業を認めている規程の会社はまだありません。
 エン・ジャパンがこのほど副業について社員側3000人から調査した資料では、副業経験者は約3割、副業時間は週に5時間未満が6割、副業を認めている会社は13%、禁止の会社は55%となっています。副業をする目的は収入ですが、月に1~5万円程度が半数超で、副業が「ままならない」のが副業をする人の悩ましいところのようです。その理由は「本業が忙しい」からとのことですが、そうすると副業をするために求められるスキルは「時間管理」となりそうです。でも、「時間管理」に長けた人は、きっと本業でもマネジメント力を発揮して出世するに違いありません。
 国が副業を奨励するのはいいのですが、法整備が追いついていません。残業の割増、事故や病気のときの責任の所在など、現状のままだと、企業は副業に積極的になれないでしょう。したがって、当面は「様子見」が正解となりそうです。ただし、人材の確保から認めざるを得ない会社が増えてくるでしょう。暫くは「見て見ぬ振り」で凌ぐしかなさそうです。

神戸にも漁師町の名残で、この時期には各地区で「だんじり」祭が続きます。岸和田ほどではないですが、結構勇ましく賑Photo_2やかです。写真は町内を練り歩き、夜に住吉神社に戻って、蔵に収まったところ。喧騒のあともちょっと風情があります。この地区のだんじりは若い威勢の良いお姐さんが中心でなかなか華やかでしたが、地区によっては年寄りばかりのところも。やはり、若い人が住まないと地域も元気がなくなります。
 

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