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2018年6月21日 (木)

三百七十二話 中小企業の夏季賞与

  大手の賞与動向は新聞等でわかりますが、中小企業の賞与資料はほとんど出ていません。そのなかで、エン・ジャパンがこの夏季賞与の予定について調査しています。300名以下の中小企業584社からのアンケート調査ですが、おおよその傾向がわかり、景気が好調なのがわかります。
 82%が支給予定で、そのうち昨年対比で増額予定が35%、変わらずが60%、減額が5%となっています。業種別ではメーカー91%、商社93%が増額予定という高さです。増額予定の理由は74%が業績好調で、ついで社員意欲向上67%と続いています。
 このあと、大阪シティ信金の大阪府下の20名以下の調査が出ると思いますが、その数字が良ければ、末端まで景気が行き渡っていることになるでしょう。
 確かにわたしどもの関与先を見ても全般に良さそうですが、貿易関係の企業の荷動きを見ると、年初あたりから輸出入ともに好調ですから、やはり好景気の広がりが感じられます。
 あとは米国発の貿易摩擦と北朝鮮問題の動向、それに人不足が景気継続のリスク要因の目玉でしょうが、やはり東京オリンピックまではなんとか持続しそうな気配です。

先日の大阪の地震は突然でした。日本ではもはやどこで起こるかわかりません。わたしは客先へPhoto向かう途中、JRの車中でしたが、2時間半ほど車内に閉じ込められました。その後線路に降ろされ、近くの吹田駅へ向かいましたが、会社へ戻るすべもなく、自宅へ戻れたのは午后10:00でした。都市交通は完全にマヒ状態でしたが、文句を言う人もとくになく、日本の規律の良さは大阪でも証明されました。

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