« 三百九十一話 高年齢者の雇用状況調査 | トップページ | 三百九十三話 新設在留資格 »

2018年11月26日 (月)

三百九十二話 社員が辞めない会社

 神戸元町の中華街で行列ができる有名な豚饅店といえば、豚饅発祥の店「老祥記」ですが、ここは社員が20名ほどいて、辞めないことでも有名です。飲食店といえば、だいたい定着が悪く、常に求人を出しているのが当たり前、というのが普通ですが、「老祥記」はほとんど辞めずに定年までいるのです。仕事が楽かといえば、そうでもなく、TVで放映されていたのを見ると、力仕事も多くて結構ハードなようです。
 では、なぜ定着が良いかと言えば、給料が良いのです。初任給は平均水準ですが、そこから年10%昇給します。役職者になると、年収で1000万円以上になるといいますから、辞めないのです。業界他社でそんなに出すところは、まずないでしょう。定昇10%の年功制というわけですが、世代構成がバラついていれば、昇給原資は一定になり、予定が立ちます。でも、やはり業績が安定して伴ってこそです。なかなか真似はできません。

| |

« 三百九十一話 高年齢者の雇用状況調査 | トップページ | 三百九十三話 新設在留資格 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 三百九十二話 社員が辞めない会社:

« 三百九十一話 高年齢者の雇用状況調査 | トップページ | 三百九十三話 新設在留資格 »