四百話 非正規化の逆回転
人材紹介各社のデータを見ると事務職の求人倍率が高まっています。求人数で前年同期比およそ2割増しです。事務職はパートや派遣への非正規社員化の筆頭でしたが、ここへきて逆回転をし始めた感があります。
もちろん事務職の派遣社員の求人数も増えていますが、派遣要員が頭打ちになっています。事務職の派遣自体が人不足なのです。そこへもってきて、派遣法の改正による3年ルールの影響で最初から正社員として雇用する会社が増えてきた(日経)というのです。3年で人を代えるか、正社員化しなくてはならないなら、最初から正社員採用という訳です。お蔭で、人不足のなかでは比較的採りやすかった事務職市場も風向きが変わりつつあるといえます。
但し、それでも事務職の求人倍率はまだ比較的低いですから(概ね0.5以下)、会社としては、あわてず、選んでの採用をしたいところです。
| 固定リンク | 0
| コメント (0)
| トラックバック (0)
最近のコメント