« 三百九十六話 18歳人口の2018年問題 | トップページ | 三百九十八話 自動車総連の春闘方針  »

2019年1月 7日 (月)

三百九十七話 今年の人事トピックス

 新年おめでとうございます。「烏兎怱怱(うとそうそう)」を今年もよろしくお願いします。
 今年の人事関連の目玉は、昨年成立した、働き方改革法案と外国人労働者受け入れ拡大法案の順次実施でしょう。経営に直ぐに影響するのは、労働時間規制と有休付与等ですが、日本の雇用のあり方を大きく変えていくのは外国人雇用と思われます。日本の外国人雇用方針は180度ひっくり返りました。
 日本は諸外国と較べると労働の質が非常に高い国です。とくに現場作業職等のレベルが高く、均一なのです。日本の中小企業はその恩恵を受け、世界に類を見ないくらいの発展をしてきました。しかし、そのためにサービス業では生産性があがらない一つの要因となり、製造業ではマネジメントが発達しなかったともいえます。
 外国人雇用の拡大によって、この点が変わっていくでしょう。そうしなければ、この方針転換はデメリットが勝ってしまいかねません。とくに中小企業はこれをきっかけに、よりマネジメントに目を向ける必要があると思います。これから、日本の中小企業はマネジメントについて、独自のものを構築しないとならないはずです。「人」と「仕事」の関係の整理が今年の課題となりそうです。

穏やかな気候の正月でしたが、今年の企業環境もそうあらんことを願って、年賀のイラストは凪の海を曳航されPhotoる船にしてみました。選挙もあり、消費税増税もあり、難しそうですが。

| |

« 三百九十六話 18歳人口の2018年問題 | トップページ | 三百九十八話 自動車総連の春闘方針  »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 三百九十七話 今年の人事トピックス:

« 三百九十六話 18歳人口の2018年問題 | トップページ | 三百九十八話 自動車総連の春闘方針  »