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2019年2月28日 (木)

四百四話 シニア雇用

 生産年齢人口は15~64歳までで、減少の一途ですが、65歳以上のシニア世代は増える一方です。そこで、財務省がシニアの雇用動向についてレポートしています。それによると、2017年でシニアの人口割合が27.7%もあり、95年で15%位でしたから、急激に増加したといえます。これがあと15年もすると、35%になります。これはどう見ても働いて貰わないと日本経済が持ちません。でも、おかげさまで平均寿命、健康寿命ともに順調に伸びていて、統計上は70歳まで充分働けそうです。当然、シニアの就業率も伸びていて、17年で23%くらいあります。もちろん、非正規雇用が70%以上となりますが。
 このシニアの戦力化を高島屋が積極的に行っています。再雇用コースが6つもあり、自身の考え、価値観に応じて、働き方を選択できるわけです。これはシニアの働く目的が高齢になるにつれ「お金」から「生きがい」に比率を増す調査データとも合致しています。
 企業は、もはや新陳代謝が悪くなるなどと言ってる段階ではなくなりました。これから、本腰を入れて、シニアの戦力化を考えないなりません。
 
 

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