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2019年2月 5日 (火)

四百一話 技術系の新卒採用①

 人不足で中小企業の採用は厳しい状況です。とくに技術系の新卒のハードルは非常に高いでしょう 技術系を求める多くの会社が欲しいのは高専新卒ですが、中小企業にはなかなかまわってきません。高専生の人気が高いのは、5年制で専門能力が高く、即実践型でつかえるのと、課題解決型とチームワーク思考を鍛えられていることで、リーダー職候補の可能性が高いためです。よって、まずは大手がほとんど拐っていきます。また、学校自身もそれをのぞんでいます。しかも、高専生はそもそも同年齢の約1%という人数ですから、中小が巡り合う確率は極めて低いといえるでしょう。
 大手が高専新卒を重宝がるのは、もう一つ理由があり、大学新卒に比べて2年若いために初任給が低いからです。高専生は、この人不足以前からもともとほぼ100%就職できていました。そのために今でも大手企業へのレールが敷かれたままになっているのです。つまり、とくに情報を得なくとも、大手への就職が約束されているので、新たな情報を必要としなかったわけです。
 けれども、状況は少し変わりつつあります。高専卒経営者のスタートアップ企業や上場企業の出現で、高専生も選択肢があることに気づき始めたからです。また、大手の年功的な初任給に疑問を持ち始めたからです。大手は組合があるために初任給のあり方を簡単には変えられません。この流れはうまく対応すれば中小企業にプラスに働くにことでしょう。要は採用について、大手企業とまったく逆をすることと思われます。

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