四百四十六話 人事におよぼすコロナの影響②
帝国データバンクの4月下旬の調査によると、近畿の企業で「正社員が不足」の回答が27.0%あり、前年同月の48.4%から大幅な減少としています。人不足ではあるものの、コロナ禍の影響でかなり緩んできたことは確かなようです。ただし、このまま収束していけば、人不足の緩みは一時的なものでまた元に戻りそうです。
また、東京商工会議所の中小企業を対象とした同時期の来年度新卒採用調査によると、エントリーシートの受付時期を8月以降に延ばすところが約3割あり、採用スケジュルールの先延ばしが見られます。ただし、活動の見直しはするものの、97.8%の会社が採用活動を継続するとしていて、新卒の採用意欲は衰えていません。採用人数についても、66.2%の会社が計画変更なしとしています。
どうも中小企業にとって、採用環境は売り手市場が相変わらず続きそうですが、この機会に人材を確保したい会社にとっては、どうやらこの夏くらいまでが大きなチャンスといえそうです。
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