四百六十一話 目標面接の再開
コロナ禍で、先行き不透明なことから目標設定自体を先送りしていたり、接触機会、三密を減らす観点から、目標の面接を中止していた会社が多かったのですが、ようやく再開の兆しが見えてきました。
多くの会社でコロナ禍の影響はまだまだ大きいものの、目標設定の目途が立たないという混乱の状態からは落ち着きを取り戻せはじめていて、「打つべき手」もそれなりに見えるようになって来たようです。それに伴い、目標面接の必要性が再認識され、またオンラインによる面談なども定着してきたことから、目標面接を再開するところが増えて来ました。
目標面接の中断と再開により、中小企業にとっても目標面接の実施は三つの点で大きな意義があることが再認識されたともいえます。一つは、会社全体のなかで自身の役割はなにか、一番に挙げるべき目標は何かを再確認できたこと。二つには、このような非常時こそコミュニケーションの重要性を再確認できたこと。三つ目は、目標管理の第一の目的である、目標によって自身の仕事をマネジメントする重要性を再確認できたこと。その意味では、せざるを得なかった目標面接の中断も意義があったといえそうです。
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