四百七十話 中小企業の人事のコツ⑪
中小企業が目標管理を制度として成功さすポイントの一つは、部分的にはじめることです。原則は部長のみとか課長以上とかです。役員や管理職が充分に理解してから下へおろし、拡げて行けば失敗しないでしょう。そのあいだに自社のスタイルも確立できます。
目標管理の要は目標設定ですから、部下やメンバーの目標設定を上位者全員が指導できるようになれば、制度は必ずうまく行きます。そのためには、部下やメンバーの目標を上位者がイメージできなければなりません。部下やメンバーの目標をイメージするためには、自身の目標設定を自身でできなければなりません。自身の目標設定が適切かどうかを知るためには、上位者や会社に確認をする、あるいは上位者間で検討するかになります。ここをきちっとするかどうかで、制度を下へブレイクダウンし、拡げて行けるかが決まります。
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