四百七十六話 割増賃金不払い
厚労省から令和2年度の1社で100万以上の割増賃金の遡及支払いを行った状況が公表されています。主にサービス残業や不適正な算定方法によるものと思われますが、全部で1062社、1社あたり658万円平均、労働者1人当たり11万円となっています。また、1000万以上支払った企業は112社です。それでも、この10年間で最も少なくなっていて、コロナ禍の影響の大きさがこのような数字からもうかがえます。
但し、この数字は労基署の定期調査および申告による調査の結果にもとづいた遡及支払ですが、来年4月以降は未払い残業の時効がこれまでの2年から3年の実質適用となり、遡及金額が増えそうです。
✒現代書道をしている友人田口梅屋君の展覧会が神戸の舞子公園にある旧木下家住宅で行われています。旧木下家は舞子の駅からすぐそばにある、あまり知られていない驕奢な昔の日本家屋ですが、現代書道の掛け軸など見事にマッチするのが不思議です。
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