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2022年8月

2022年8月 5日 (金)

四百八十八話 インフレ手当

 エネルギー価格の高騰、モノの値段の高騰を受けて、サイボウズがインフレ特別手当を支給するという記事が載り、話題となりました。契約の労働時間に応じて6~15万の一時金のようで、会社は賞与扱いとしているようです。
 昇給やベアだと固定費化してしまいますし、通常の賞与に加算だとインパクトが薄れます。給与の補填を支給する前提なら、なかなか良い方法のように思われます。
 会社も社員も、できれば給与・賞与ではなく、所得税や社会保険の対象外を望むところでしょうが、名目は労働の対価ではないですし、継続性のない一時的なものですが、一律性が強いことですし、対象外とするには難しいと思われます。
 サイボウズ以降、インフレ手当の支給を検討している会社が多いとか聞きますが、そもそもインフレ手当は、インフレを価格転嫁できている会社が出すはずです。材料代や電気代は高騰するのに転嫁できていない会社は、それどころではないでしょう。
 これから、会社間の給与差が開きそうです。それは人材の獲得、確保に直結することでしょう。

✒ 神戸港周辺はこの暑さにもめげずにガントリークレーンが忙しく働いています。確かに海風は多少ましで、涼しく感じられます。22たぶん、これから大型貨物船がクレーン前の岸壁に横付けされるのでしょう。タグボートが位置を定めに動いているのでしょうか。貨物船をタグボートが押し、横付けしたら、そのあとはクレーンの出番となるはずです。コロナであろうが、インフレであろうが、港の働く機械はいつも通り、やるべきことを淡々とやっています。


 

 

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